性能特性 トップ 配列 文字列 目次
最新版は Scala Documentation に移行しました。

文字列

配列と同様、文字列 (String) は直接には列ではないが、列に変換することができ、また、文字列は全ての列演算をサポートする。以下に文字列に対して呼び出すことができる演算の具体例を示す。

scala> val str = "hello"
str: java.lang.String = hello
scala> str.reverse
res6: String = olleh
scala> str.map(_.toUpper)
res7: String = HELLO
scala> str drop 3 
res8: String = lo
scala> str slice (14)
res9: String = ell
scala> val s: Seq[Char] = str
s: Seq[Char] = WrappedString(h, e, l, l, o)

これらの演算は二つの暗黙の変換により実現されている。例えば、上記の最後の行で文字列が Seq に変換されている所では優先度の低い String から WrappedString への変換が自動的に導入されている (WrappedStringimmutable.IndexedSeq の子クラスだ)。 一方、reversemapdrop、および slice メソッドの呼び出しでは優先度の高い String から StringOps への変換が自動的に導入されており、これは全ての不変列のメソッドを文字列に追加する。

続いては、性能特性


性能特性 トップ 配列 文字列 目次